以下の手順で、まずは EMSES が動くところまでお試しください。
mkdir /LARGE0/gr20001/$USER
ln -s /LARGE0/gr20001/$USER ~/large0
grep -qxF 'module load intel-python' ~/.bashrc || echo 'module load intel-python' >> ~/.bashrc
grep -qxF 'export PATH="$PATH:$HOME/.local/bin"' ~/.bashrc || echo 'export PATH="$PATH:$HOME/.local/bin"' >> ~/.bashrc
~/large0
を選択する => 再度パスワード入力mkdir ~/large0/Github
cd ~/large0/Github
git clone https://github.com/CS12-Laboratory/MPIEMSES3D.git
cd MPIEMSES3D
make
cd ~/large0/Github
git clone https://github.com/CS12-Laboratory/EMSES-tutorials.git
cd EMSES-tutorials
pip install -r requirements.txt
dshield*
ディレクトリにコピーするcp ~/large0/Github/MPIEMSES3D/bin/mpiemses3D dshield0/
cp ~/large0/Github/MPIEMSES3D/bin/mpiemses3D dshield1/
cp ~/large0/Github/MPIEMSES3D/bin/mpiemses3D dshield2/
dshield0
を実行してみるcd ~/large0/Github/EMSES-tutorials/dshield0
mysbatch job.sh
mysbatch: カスタムコマンド (camptools: https://github.com/Nkzono99/camptools)
plasma.inpに記述されたnodes(:)を参照し、job.shにプロセス数を設定し sbatch job.shを実行する
qs: ジョブの実行状況を確認する
squeue: ジョブの実行状況を確認する
qgroup: 計算資源の空き状況確認を確認する
latestjob: カスタムコマンド (camptools: https://github.com/Nkzono99/camptools)
最新のjobのlogファイルを表示する (= tail -n 5 stdout.*****.log)
[!NOTE] 投入した job を削除したい場合
scancel <job-id>
[!NOTE] 実行中のジョブの標準出力&エラーを確認したい場合
stdout.****.log
: 標準出力stderr.****.log
: 標準エラー
squeue
stdout.*****.log
やstderr.****.log
を確認するphisp_2d_xy.png
可視化方法は以下を参照:
dshield0/plasma.inp
を見ると、nstep
が100
となっている。
これでは、プラズマとオブジェクトの相互作用の最初期段階しか見れていない
TODO: 適当な時間を見れるようにnstep
を増やして、再度実行してみる。
dshield1
やdshield2
についても、パラメータファイルplasma.inp
を見て、実行してみる
※どこが変わっているか確認すること
dshield0
と同様に可視化し、結果を考察する孤立した負電荷の周りに…
ds0: 周りにプラズマが無いケース
ds1: 周りに 107 /cm3、3 eV(電子)のプラズマが有るケース
ds2: 「dshield1」の 1/16 の密度の希薄なプラズマが有るケース
Q1. ds0 では、負電荷の周りの電位はどのような空間分布?
Q2. ds1 では、(ds0 と比べて)負電荷の周りの電位はどう異なる?
Q3. ds1 では、負電荷の周りのプラズマ電子・イオンはどう振る舞う?
Q4. ds2 では、(ds1 と比べて)負電荷の周りの電位はどう異なる?
Q5. 密度ではなく、温度を変化させるとどう変わる?
[!NOTE]
ds0
でwp = 0.0d0
とすると、可視化ライブラリemout
が上手く機能しません。そのため、
ds0
の可視化する際にはplasma.inp
のwp
に1.0d0
などを入れてから可視化を行ってください。
「デバイ遮蔽」の例題 3 種類の計算(dshield0 ~ 2)を本資料の手順に従って、実行し、可視化を行う。
Q1 ~ Q5 の予想が実際はどのようになったかを計算結果上で確認し、予想が異なる場合は、その理由を考察する。
[!NOTE] シミュレーションの手順が上手くいかない場合は、まずは M1 の先輩に状況を説明して、アドバイスをもらってください。それでも解決できず、先生他に質問する際は、「上回生に質問した内容」と「得られた回答」と「回答に基づき実際に行った作業」、「まだ解決できていない部分」の 4 点を明記してください。
シミュレーション実行後は、 電子密度(nd1p)、イオン密度(nd2p)、電位分布(phisp)は最低限確認 B4 のメンバー同士で結果の物理的意味を議論する 次回のチュートリアルで結果について考えたことを教えてください
Miyake, Y., and H. Usui, New Electromagnetic Particle Simulation Code for the Analysis of Spacecraft-plasma Interactions, Phys. Plasmas, 16, 062904, 2009. https://doi.org/10.1063/1.3147922
三宅洋平, 臼井英之, 桐山武士, 白川遼, 田川雅人, 宇宙機近傍プラズマ現象の数値シミュレーション, 混相流, 33 巻, 3 号, 258-266, 2019. https://doi.org/10.3811/jjmf.2019.T011
Lapenta, G., Particle In Cell Methods With Application to Simulations in Space Weather, The Plasma Simulation Code (PSC) Project. http://fishercat.sr.unh.edu/psc/_downloads/lapenta.pdf
松本洋介, pCANS ドキュメント, CANS プロジェクト. http://www.astro.phys.s.chiba-u.ac.jp/pcans/
過去の先輩の修論・卒論など